「魅力を伝える」は、経営者が月1回・60分話した内容をAIが分析して記事にし、レビューを経て自社サイトに公開するところまでを担うサービスです。発信の土台は自社サイト(コーポレートサイトまたは採用特設サイト)に置き、SNSはその内容を届けるための経路として併用します。魅力採用「ミリョクル」の3つの軸のうち中核にあたる工程で、魅力をつくるで言語化した内容を、止めずに出し続けるための部分です。
「魅力を伝える」は、具体的に何をするサービスか?
社長が月1回話すだけで、記事化・レビュー・公開までをこちらで行う仕組みです。経営者に求めるのは、文章を書くことではなく、話すことだけです。
収録した内容をAIが分析し、考え方・思い・理念・哲学・価値観といった、求人票には収まらない情報を記事の形にします。出てきた原稿はそのまま出すのではなくレビューを挟み、公開まで進めます。経営者が負担するのは月1回の収録時間だけという設計です。
ノルツ株式会社 代表取締役 原本 昌悟「社長が月1回話をするだけで、その社長の考え方をAIで分析して記事を書いて、レビューして公開してというところをやってくれる」
| 工程 | 担当 | 内容 |
|---|---|---|
| 話す | 経営者(月1回・60分) | 考え方・判断の理由・進行中の取り組みを話す |
| 分析・記事化 | AI | 収録内容を分解し、テーマごとに記事の形にする |
| レビュー | 当社 | 事実・表現を確認し、公開できる状態に整える |
| 公開 | 当社 | 自社サイトに掲載し、サイト内の導線をつなぐ |
なぜ発信の土台は「自社サイト」なのか?
発信の手段はいくつあってもよく、そのすべての土台になるのは自社サイトだと考えています。会社の哲学が積み上がる場所は、自分たちで管理できる場所に置きたい、というのが当社の整理です。
SNSや外部メディアは、届ける力は強い一方で、掲載のルールも表示のされ方も運営側が決めます。また投稿は時系列で流れていくため、以前に書いた考え方に後からたどり着くのが難しい構造でもあります。求職者が「この会社はどういう考え方なのか」を確かめたいとき、行き先になるのは会社のサイトだと考えています。
ノルツ株式会社 代表取締役 原本 昌悟「その全ての中の土台になる部分というのは、やっぱり自社のホームページだと思うんですね」
土台となるのは、コーポレートサイトの採用コンテンツでも、採用特設サイトでもかまいません。会社の規模や既存サイトの状況によって、どちらが適しているかは変わります。
SNSは使わなくていいのか?
使ってかまいません。ただし土台ではなく、経路として位置づけます。自社サイトに置いた記事を、それぞれの場所にいる人に届けるための手段という整理です。
| 自社サイト(土台) | SNS・外部メディア(経路) | |
|---|---|---|
| 役割 | 会社の考え方を蓄積する | 蓄積した内容を届ける |
| 情報の残り方 | 検索から後日でもたどり着ける | 時系列で流れていく |
| 管理 | 自社で決められる | プラットフォームの方針に従う |
| 主な例 | コーポレートサイト/採用特設サイト | Instagram・Facebook・note・YouTube・TikTok など |
どのSNSを使うかは会社によって変わります。共通しているのは、SNSだけで完結させると、会社の考え方が一箇所に積み上がらないという点です。届けた先に、まとまった情報がある状態を先に作ります。
社長が月1回話すだけで、本当に発信が続くのか?
続かない原因のほとんどが「書く工程」にあるため、そこを外すと続きやすくなると考えています。話すことと書くことでは、必要な時間も心理的な負荷も違います。
経営者の発信が止まるとき、多くの場合は意欲がなくなったからではありません。書き出しで手が止まる、書いたものが公開できる水準か判断できない、確認する時間が取れない——工程のどこかで詰まって、そのまま再開されない状態になります。私自身も代表1人で会社を運営しているため、「書く時間がない」は自分自身の課題として経験してきました。だからこの仕組みは、まず自社で試してから提供しています。
発信が続かない構造については経営者の発信が続かない理由|意志ではなく設計の問題で詳しく扱っています。更新を続けること自体が信頼につながる理由は会社の魅力は「更新し続ける」ほうが信頼されるで整理しました。
この発信は、誰に向けたものなのか?
求人サイトや検索から、その会社にたどり着こうとしている求職者です。入口は大きく2通りあると想定しています。
- 職種で探している段階の人。「職種+求人」「職種+採用」のような検索で、条件に合う会社を探している層です。
- すでにその会社を気にしている人。求人票のキャッチコピーや誰かの紹介で興味を持ち、「会社名+採用」で調べにきた層です。
とくに2番目の人が来たときに、採用情報が薄いままだと、その会社を選ぶ理由が見つからずに離脱します。興味を持たれた後に読むものがない、という状態が最ももったいないと考えています。
求人票と薄い採用ページだけだと、何が起きるのか?
求職者が、学歴や待遇以外でその会社を選ぶ理由を持てなくなります。比較材料が待遇しかなければ、待遇の条件が良い会社が選ばれます。
ノルツ株式会社 代表取締役 原本 昌悟「求人票とかに、ただただその待遇とか中心にしたものを書いて、コーポレートサイトの方にも採用情報、すごい薄い情報しか載っていない状態だと、求職者がやっぱりその企業を選ぶ理由がなくなってしまう」
給与や福利厚生の原資は資本力で決まるため、その土俵で比較される限り中小企業は構造的に不利になります。待遇の改善そのものを否定はしませんが、それは差別化ではなく最低条件の整備です。待遇以外の判断材料を用意できるかどうかが分かれ目になる、というのが当社の見立てです。この構造は求人票だけでは選ばれない理由と待遇で勝てない会社の採用戦略で扱っています。
採用サイトは「作って終わり」で何が起きるのか?
更新が止まった時点から、サイトの内容と会社の現在がずれていきます。採用に力を入れている会社でも起こりうることです。
採用サイトは、公開した瞬間が完成だと受け取られやすい制作物です。しかし求職者が見ているのは、書かれている内容そのものだけではありません。いつの情報か、今も動いている会社なのかも同時に見られています。何年も前の記事しか載っていないサイトは、内容の良し悪し以前に判断材料として弱くなります。
当社が「魅力を伝える」を制作ではなく継続運用のサービスとして設計しているのは、ここが理由です。作る費用より、止めない仕組みのほうが効きます。
何を書き続ければいいのか?
完成した話だけでなく、進行中の取り組みや検討している最中の内容も含めます。ブログのように、その時点の会社を出し続けるイメージです。
ノルツ株式会社 代表取締役 原本 昌悟「常に新しい情報、アップデートをどんどんしていくブログのような形式ですね。ブログをどんどん書いていくような感じで、コンテンツをどんどんどんどん発信していく」
整った話しか出せないと考えると、発信の頻度は落ちます。むしろいま何を考えていて、何を決めかねているのかのほうが、その会社らしさが出ることがあります。書く題材は社長の話に限りません。幹部や先輩社員の声も素材になり、誰の言葉で書くかについては先輩社員の声を拾うとEVP設計に近づく、何を書くかについては採用サイトに何を書けばいいかで扱っています。
「魅力を伝える」は、魅力採用のどこに位置するのか?
「魅力を作る・魅力を伝える・魅力で成長する」という3つの軸の中核にあたる工程です。前工程で言語化した内容が、そのまま発信の素材になります。
| 軸 | やること | このページとの関係 |
|---|---|---|
| 魅力を作る | ヒアリングで発見・言語化し、必要なら追加する | ここで出た言葉が素材になる |
| 魅力を伝える | 月1回の収録をAIが記事にして自社サイトに蓄積する | 本ページで解説 |
| 魅力で成長する | 入社後の理念浸透・定着に同じ素材を使う | 入社前後で一貫させる |
3つの軸の全体像と料金の考え方はサービス内容にまとめています。入社前に読んでいた記事を、入社後の理念浸透にもそのまま使えることが、この並びの狙いです。同じ言葉で入社前後をつなぐ考え方は理念浸透と定着率の関係と社員インタビュー記事を入社後の理念浸透に使うにまとめています。
この仕組みで、実際に検索から見つけてもらえるのか?
ベースとなる自動化SEOには、マーケティング用途での実測があります。採用領域での実績ではない点を先に申し上げます。
| サイト | 対象キーワード | 順位 | 運用期間 |
|---|---|---|---|
| kigyousien.com(自社) | 起業支援 伴走サポート | 1位 | 1ヶ月 |
| kigyousien.com(自社) | 起業支援 伴走 | 1〜3位 | 1ヶ月 |
| souryokomon.com(クライアント) | 僧侶顧問 | 1位 | 1ヶ月 |
| souryokomon.com(クライアント) | 仏教 組織開発 | 1〜3位 | 1ヶ月 |
いずれも2026年8月時点の順位であり、検索順位は変動します。ビッグワードを狙わず、確実に取れるロングテールのキーワードから積み上げる設計のため、1ヶ月で結果が出ています。検証の詳細は自動化SEOで本当に上位表示できるのかにまとめました。一方で、この発信によって応募数や定着率がどう変わるかについては実測がありません。そうなるように設計しているという構想としてお読みください。記事本数は収録内容によって変動し、本数の保証はありません。
何から始めればよいか?
新しくサイトを作り直す必要はありません。話す場を1回作るところから始まります。
- 発信の土台をどこに置くか決める。既存のコーポレートサイト内に採用コンテンツを持つか、採用特設サイトを立てるか。
- 月1回・60分の収録枠を先にカレンダーに入れる。書く時間ではなく、話す時間を確保します。
- 1回目は、創業から今までの判断とその理由を話す。何を選び、何を選ばなかったか。
- 記事化・レビュー・公開はこちらで進める。収録のあとに経営者側の作業は発生しません。
- 2回目以降は、進行中の取り組みや検討中のことも話す。完成した話に限定しないほうが続きます。
